人生の重大な出来事 その1
昭和24年(1949)8月27日 己丑 年 癸酉 月 戊子 日 三重県長島町(現 桑名市)に生まれる。父 勝 母 きくの農家の三男としてこの世界に生を受ける。
人生の重大な出来事 その2
昭和34年9月26日の伊勢湾台風により祖母、父、母、兄美樹夫と家をなくし、祖父鎌一と私の二人だけが生き残る。台風による高潮の大波が三度襲って来て、夜の真っ暗闇の中、家もろともひっくり返り外に放り出された。
この時父親が僕の名前を叫ぶのを聞いたが、直ぐに次の大波に襲われ水中に沈められ、二度と父親の声は聞けなかった。あの父親の叫ぶ声が親の子への思いであったと、いまだに有り難く思っている。中学生までは農作業を手伝いながら祖父に育ててもらい、その後は、父方、母方の叔父、叔母の援助で高校を卒業できた。
人生の重大な出来事 その3
昭和55年5月18日愛知県瀬戸市で加藤栄、さだ子の三女として生を受けた尚美と結婚。祖父を亡くして約10年家族が誰もいなくなっていた私に家族ができる。昭和56年に長女、その2年後の58年に次女を授かる。両親兄弟を亡くして20年以上かかって親子4人のかけがえのない大切な家庭が持てた。
人生の重大な出来事 その4
平成15年3月18日、台風で親兄弟、親戚を亡くしていた私のことを大変良く面倒を見てくれていたお義兄さんが突然の癌であっけなく亡くなる。それまでは、病気になれば、お医者さんが治してくれると思い込んでいたが、この出来事が、今のライフワークである、手作り酵素や整体の勉強等にむすびついていく。お義兄さんの闘病中にも色んな本を読んで見るも、短期間では結果としてほとんどなにもできなかった。しかしお義兄さんの一命が健康に眼を向けさせてくれたと思っている。
大切な人を亡くすことは残念だけれどその命に感謝し、自分そして他の人達に少しでも貢献出来ればと思い、今のライフワークとも言える健康創りへとつながっている。